[This post is a promotional interlude, not a hashslingrz story.]
今回はハッシュスリンガーズの短編ではありません(すみません)。
彩流社現代作家ガイド7『トマス・ピンチョン』がいよいよ発売になります、というお知らせです。
【内容紹介】
ポスト・モダン、そしてアメリカ現代作家の最高峰!?
トマス・ピンチョン、
「現代作家ガイド」シリーズについに登場!!
満載のギャグやポップカルチャーと高度な知性の混交、圧倒的な情報量、
複雑な構成、ノンストップで走りまくるストーリー……。
研究者はもちろん、文学ファンにも好評の「現代作家ガイド」シリーズの
最新刊は、その作風を一口には語るのが難しいだけでなく、公に姿を現さず、
プロフィールがいまだ謎に包まれる作家トマス・ピンチョンを取り上げます。
【目次】こんな感じです。
はじめに
スターターキット(ピンチョンを読むためにおさえておきたいこと)
ピンチョンが語るーーエッセイ2 篇
『ドン・Bの教え』(ドナルド・バーセルミ)への序文
『ストーン・ジャンクション』(ジム・ダッジ)への序文
ピンチョンを語ろう
【総論】ピンチョンとポスト・モダニズム
【起源】理性と狂気
【展開】ツーリストの論理
【表現】ピンチョン節とは何か?
【本質】探偵と電球
【再構築】ピンチョンにみるポストモダン小説の変遷
【継承】パラノイド文学史序説
増幅するピンチョン・ワールド
日本におけるピンチョン受容/ピンチョンマニアが集う場所/貴重な草稿/
明かされた人生/ゴシップ、そして論争/ピンチョン談話/作家の素顔を探
る旅/ビジュアル版『重力の虹』/「聖地」をめぐる物語/陰謀史観がカワ
イイ化したら/ヘンリー・ミラーとの邂逅?
ピンチョン作品ガイド
V./競売ナンバー49 /重力の虹/スロー・ラーナー/ヴァインランド/
メイスン&ディクスン/逆光/LAヴァイス/ブリーディングエッジ
BIBLIO(ビブリオ)+批評書ガイド付
【執筆者】
石割 隆喜(イシワリ タカヨシ)
大阪大学准教授
大串 尚代(オオグシ ヒサヨ)
慶応大学教授
巽 孝之(タツミ タカユキ)
慶応大学教授
波戸岡 景太(ハトオカ ケイタ)
明治大学准教授
三浦 玲一(ミウラ レイイチ)
前・一橋大学教授。
- 最新作『ブリーディング・エッジ』ってどんな作品?
- 『重力の虹』のあらすじを手っ取り早く知りたいんだけど。
- ピンチョンが9・11についてインタビューを受けたっていう話について知りたい。
- ピンチョン関連の映像作品って、どんなのがある?
- ピンチョンが他の作家の小説に序文を書いたものを読みたい!
- ポストモダン文学とかって、そもそも何?
- ピンチョンの私生活にちょっと興味がある……
- 『ユリイカ』のピンチョン特集からもう四半世紀になるのに、新しい論集は出ないの?
- 研究者が『重力の虹』について書いた論文を読んでみたい
というご期待に応えられるよう頑張りました。
執筆者の顔ぶれも豪華です。
どうぞ一度、書店で手に取っていただけますと光栄です。
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